「ブレーキは心に、まいたけは健康に」 pic.twitter.com/PFhwSQduMK
— みかこ (@8341195) 2018年5月11日
キノコがまた生えてきた?
2020/08/14 東証 新規上場の承認(本則市場(市場区分未定)):(株)雪国まいたけ
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html
雪国まいたけ再上場するのか……。
「雪国まいたけ」の上場廃止前・直近業績
(ベインキャピタルが全株式を88億円で取得)
2015年3月期 売上高288億円、営業益19億円(現在・IFRS)
2020年3月期 売上収益345億円、営業益66億円
※クソ株限界集落の自治会長Y氏が解説する雪国まいたけ上場廃止の経緯
第1章(創業者・大平喜信)
・中卒裸一貫から大平喜信が会社を作り上げる。取締役も同族だらけのワンマン企業。
・リーマンショック後の2010年、経営改革のためスズキの最年少役員だった海野光広を迎え入れる。
・海野光広は大きな権限を任され、経営改革に当たる。大平喜信が会社を私物化している部分は多数あり、是正しようとする。
・大平喜信、キレて海野光広を次の株主総会で退任させる事を決める(2013年4月頃)
・海野光広、新潟日報やら(多分)SESCに大平の不正会計疑惑をリーク(2013年6月5日)
・SESC立ち入り調査(2013年8月27日)
・不適切会計の疑いで調査委員会を設置したとIR(2013年10月25日)
・大平喜信が社長辞任。調査結果発表(2013年11月5日)普通ならここで経営陣入れ替えて幕…。
だが、雪国まいたけはここからが面白い。第2章(大平喜信からの脱却)
・大平喜信の後任の社長にイオンから招いていた星名光夫が就任(2013年11月14日)
・東証に改善報告書提出。この中で、不正会計の原因とされたオーナー支配からの脱却を誓う(2013年11月28日)誓ったからには大人しくしててもらわなきゃ困るのだが…
第3章(大平喜信の暗躍)
・星名光夫社長は「嫌な予感はしていた」とは言うが、定時株主総会で事前通告無しのクーデター発生(2014年6月27日)
・大平喜信は議長不信任を繰り返して自分が議長になり、自分で呼んだ星名光夫以下の取締役選任を全員否決。
・新たに元ホンダの鈴木克郎を社長にする。
・なぜ大平喜信は星名光夫を退任させたのか。
・2012年頃には雪国まいたけの財務はかなり悪化し、海野光広が三井住友銀行から大平喜信の辞任を条件に支援を引き出したが、大平喜信が辞任を拒否してポシャったと言う話がある。
・また、改善報告書では、大平喜信の保有株比率を下げて行きます、としていた。
・つまり、星名光夫は新株発行で財務改善とオーナーの影響排除を計画していたのではないか。
・これが大平喜信の逆鱗に触れるわけだ。第4章(大平喜信の敗北)
・鈴木克郎体制からわずか半年、大平喜信の実弟らが臨時株主総会の開催を要求する(2014年11月25日)
・取締役4人を追加選任せよと言う内容で、まあ取締役会での多数派工作だ。つまり、わずか半年で鈴木克郎もダメ出しである。
・鈴木克郎はこれに抵抗する。
・あの手この手で臨時株主総会開催を却下しようと画策しつつ…ベインキャピタルが雪国まいたけのTOB発表(2015年2月25日)
・アッと驚く奇策による創業家排除。
・大平喜信は個人で第四銀行に借金があり、雪国まいたけ株を担保に入れていた。第四銀行は担保権を行使してTOBに応じてしまう。
・この「問題児」は完全に敗れ去って、排除される。第5章(されど大平喜信は死なず)
・どころか、ライバル企業として「大平きのこ研究所」なる会社を新たに立ち上げて、「黒舞茸」で急速に成長している。日経やテレビで取り上げられるレベル。
その後、「ベインキャピタルによる雪国まいたけ買収は無効だ!」と創業家が裁判所に訴えたが、請求は却下されている。
創業者が担保に入れていた雪国まいたけ株式の担保権を第四銀行が行使し、ベインキャピタルが買収するという連携プレーは本当に素晴らしかったな。実際に返済が滞っていた上に、粉飾・内紛で経営が揺らいでた訳で、その同社株を担保にカネを貸してた第四銀行が不安視したのも無理もない。
— たなかたかゆき(パピコ) (@papico_chupa) 2017年8月8日
ベインキャピタルによる雪国まいたけ買収スキーム。創業者一族が同社株を担保に借金していたことに目をつけて、当時の経営陣と銀行団が手を組んで、ベインに話を持ち掛けた。銀行が同社株の質権を実行して、ベインの手に渡るというスキーム。過半数を握っていた創業家から支配権を奪取した。 pic.twitter.com/2w13T25HOb
— たなかたかゆき(パピコ) (@papico_chupa) August 14, 2020
雪国まいたけ株を担保に創業家に融資していた銀行。創業家は利息の返済はしていたものの、元金の返済は滞っていた。不正会計問題や当時の経営陣と創業家との対立で、株価は低迷していた。困った銀行と当時の経営陣がタッグを組んで、ベインキャピタルに買収してもらうというリアル半沢直樹。 pic.twitter.com/xsnlCLi4WU
— たなかたかゆき(パピコ) (@papico_chupa) August 14, 2020
黒キノコ、拡大しているなら、創業家は創業家である程度デキる人物だったのだろうか。それなら粉飾しないか……。
大塚家具から追い出された創業者の父元会長が匠大塚を起業したのと似てるな。雪国まいたけ創業者の新しい会社、雪国まいたけと同じ市内に本社と工場あるけど、気まずくないのか。 https://t.co/8rdbObKyau
— peko (@peko409) 2018年7月22日
まいたけとは何か結論が出たのでしょうか
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Source: 市況かぶ全力2階建