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1: 名無しさん@涙目です。(東京都) [JP] 2018/12/20(木) 19:59:55.32 ID:Ve733mbx0 BE:123322212-PLT(13121)
 1993年頃から2005年頃の新卒者の就職が困難をきわめた時期を指す「就職氷河期」は、「平成」を象徴する言葉の一つと言えるだろう。

 あれから約20年。2018年春の大卒の就職率は98%に達し、「就職氷河期」は、すでに過去のことに思える。

 だが、そうではない。現在、「アラフォー世代」に達しつつある「就職氷河期世代」は、いまだに苦しみ続けているのだ。

 2001年刊『仕事のなかの曖昧な不安』で、若年層の就職難にいち早く注目し、2004年刊『ニート』(曲沼美恵氏との共著)で、
「ニート」という存在を社会に認知させた東京大学教授の玄田有史氏は、次のように述べる。

「若者に対する雇用環境整備の恩恵は、残念ながら卒業当時が就職氷河期だった現在の中高年、特にアラフォー世代には及んでいない。
その結果、現在のアラフォー世代は、氷河期当時のみならず、以後も賃金や雇用の面で恵まれない状況がずっと続いている」

 とくに驚くべきは、「大学・大学院卒の40~44歳の実質賃金(月収)」の年ごと(2004年から2017年まで)の比較だ。
「就職氷河期世代」は、以前のどの世代よりも低下しているのである。

「40~44歳の実質賃金は2007年が52.9万円と突出して高い。大部分がバブル経済真っ盛りの超売り手市場の時期に就職できた
『バブル世代』こそ、2007年頃の40代前半の人々である」

「ところが2012年以降になると実質賃金は大きく減少し始める。2014年には44.7万円と、40万円台前半まで下がる。
2014年の40代前半大学卒は、1992年から1996年に就活した人々が大半であり、ほとんどが氷河期世代である」

(中略)

さらには、いまだ無業者だったり、就職自体を断念している「中年ニート」も多い。そこで懸念されているのが、「7040問題」だ。

「70代の無職の親と40代の無職で独身の子どもが同居し、生活困窮で共倒れ寸前にある状況を、最近は『7040問題』と呼んだりする」

 仕事も収入も恵まれず、非婚率が高く、将来も危ないアラフォー世代。とくに「7040問題」は、単に一世代の問題ではなく、社会全体の問題だ。
そう警鐘を鳴らす玄田氏の「就職氷河期世代を襲う『7040問題』」の全文は、「文藝春秋」1月号で読むことができる。
http://bunshun.jp/articles/-/10036

引用元: ・http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1545303595/


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Source: 資格ちゃんねる